メイン鯖を2025にアップグレード

米国時間の11/1に、Windows Server 2025がついにGAになったようです。
たしか同じビルド番号になるWin11の24H2が色々騒がれているのにリリースしちゃったよ・・・WS2019のときのように一旦取り下げとかにならないといいですけど。

さてせっかくの3連休だったのに特に予定もなく(出かけても大体の観光地混んでるし)、ゲームのやる気も起きないので無駄に過ごしてしまうところでしたが、ちょうどよい課題ができました。

自己学習用のメインサーバー(物理)のOSアップグレードです。
アップグレードとは言っても、運用していたWS2022の環境はパーティションに問題があるためインプレースアップグレードではなく新規インストールです。

最小要件の確認

とりあえずここを見ます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/hardware-requirements

WS2022比でそんなに変わってなさそうです。
Win11はTPM2.0が動作要件に入っていますが、WS2025はオプションになっています。念の為仮想マシンでインストールブロックされないか確認してみます。
なぜそこを気にするのかというと、メイン鯖にはTPM2.0のチップが入っていないからです。


VMWare Workstationでの設定画面です。TPMモジュールは入れてない状態。


チェック回避するための対策も特に不要。
インストールとその後のアップデートも特に問題なく完了しました。これなら多分大丈夫です。

デフォルト設定でWinRE領域は足りるのか?

2023年の春頃に騒がれた問題で、要はWinRE環境の更新をするのに空き容量が足りなくて失敗を繰り返す。Win11の22H2か23H2では対策されたのであんまり気にしなくても良さそうですが、事前に対策しておいたほうが無難。

仮想マシンにはインストーラーのデフォルト設定で割り振ったので、どうなったか確認してみます。


左がWS2025、右は比較用でWin11(23H2)を推奨パーティションに手動で合わせたもの。
715MBでは心許ないのと、Win11では800~900MBぐらい使用してた気がするのでやはり手動設定したほうが良さそうです。

設定方法はこの辺参照。
https://www.say-tech.co.jp/contents/blog/yamanxworld/2024vol004

インストール前の注意

今回はクリーンインストールになるので、データのバックアップを忘れてないことが最重要。

とはいえ、対象のサーバーは
・Hyper-V
・WSUS
・WDS(Windows Deployment Service)
ぐらい。WDSはもう使う予定がない(OSがサポートしてない)ですし、WSUSは特にこれと言った設定はなし。残るHyper-Vは設定ファイル・VHDファイル自体がシステムドライブとは物理的に違う場所に格納しているため、これも対応不要。

ただし、Hyper-VでTPMを割り当てた仮想マシンが存在する場合は、証明書のバックアップをお忘れなく、とのこと。起動する手段がなくなります。

準備さえすれば難しいことはない

WS2025とWin11(24H2)から、新規のインストーラーが新しくなりました。
が、これにも既知の不具合があるらしいので、従来のインストーラーで進めました。

サーバーOSリリース前の記事なので書いてないですが、きっと同じはず。
https://www.say-tech.co.jp/contents/blog/yamanxworld/2024memo22

インストール直後だと、エクスプローラーの初期画面(ホーム)が表示されない不具合がある。WindowsUpdateしてあげると直りました。

それ以外は目に付く問題はありませんでした。なので諸々省略。

その他

WinRE環境の領域は2048MBにしておきました。流石に無駄かもしれないけど。

Hyper-Vインストールして、元の仮想マシンをインポート。物理マシンのHW構成も特に変えてないので、設定のやり直しも一切不要でした。
WS2022のときと同じようにDatacenter Edition入れたので、仮想マシンのライセンス認証もそのまま通ります。

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